2016年3月20日日曜日

SONY TC-K333ESG 修理


ブログのタイトルって短いほうがいいんですかね?

ということで今回はタイトルを最小限にしてみました←

もう説明し切れてない・・・


では本題へ


今回入手したのはTC-K333ESGです

ハードオフへいったらなんかデカイの(サイドウッドついたデッキ)があるなー

って近づいてみたらTC-K333ESGでした

少々高い気がしたがもう出会えないだろうということで30分ぐらいふらふらしたのち

購入しました


で家に持ち帰ってきました

外観は非常に綺麗で誇りは乗ってますが美品でしょうか



説明書つきでした(リモコンはなし)

この説明書TC-K333ESAより厚い感じでした

特に読むこともないので開封せず保管しました


ということで修理をしていきます

ふたを開けてみましたがいたって普通のSONY ESデッキですね

555シリーズでもないのでそこまでゴージャス感は感じません

左側がシスコン、真ん中にトランス&メカ、右側に再生、録音基盤があります


とりあえずこの機体値札には「カセット回りません」のみ記載されていました

動作テストしたところキャプスタンは回ったので一安心で

早送り&巻き戻しは動作するが再生はしないものでした

これはいつものモードベルトが伸びきっていてヘッドが持ち上がらず

再生ができない状態になっているので

モードベルトを交換していきたいと思います



メカを取り出してサクッと分解したいところですが

今回は分解する前にあることをしたいと思います


そのあることとは分解する前にサプライ側のピンチローラーの位置を記録する作業です

自分いつもこれを忘れて失敗したことが何度かあります


今までマーカーペンで印をつけたり、ノギスで幅を記録したりいろいろ試してきましたが

どれもいまいちだったので今回もまた新たな記録方法にチャレンジしたいと思います


行った方法は↓



分解する前に適当な周波数の音を録音してテープパスを記録する方法

説明しにくいですが

SONYのESデッキは横からモードベルトが見えてるんですが

基本的にベルトが伸びると摩擦が減ってプーリーをスリップしてヘッドが上がらなくなるわけです


なので自分でプーリーを回転させて無理やりというか強制的にヘッドを上げて

録音状態にさせます


その状態でパソコンから適当な周波数を入れて、PCオシロで波形を確認しながら

簡易的なテープパス調整テープを作成します

ちなみに↑の画像にあるようにメカは立てた状態でメカを組んだときとできるだけ近い状態で

録音させました

これが意外とうまくいったので今回はこれでテープパスの調整を行いました

※あくまで個人的なやり方なので絶対あってるとは言い切れません
もしされる方がいましたら自己責任でよろしくお願いします


ということでメカはさくっと分解していきます

リッドをはずすときは

写真中央のバネと金属の板をはずし

下側の軸はワッシャでとまっているだけなのでそれをはずします


画像左側がはずした部品です

カセットの化粧版も一緒にはずしましたがねじ2本でとまってるだけなのですぐ外れます


そしたら次はキャプスタンの部分を分解します

ピンチローラをはずし

ねじが4本止めてあるのでそれをはずします

また裏側のケーブルも1本抜きます、、キャプスタンにつながっているケーブルです


余談ですがヘッドはあまり使われていなかった?らしくかなり綺麗な状態です


サプライ側は一応位置の記録で撮影


先ほどした作業をするとキャプスタンが外れます

ベルトはまだピンとしてるのでまだまだ使えそうです

あとこのデッキかなりキャプスタンベルト周辺が綺麗です

本当に使われてたのでしょうか←

一度メーカー修理に出されているのでそのときに清掃されたのかもしれません

陰になってますが表面実装コンデンサーが交換されていました液もれもありません


次はモードベルトのある駆動系の部分を分解します


まず写真に写ってませんが裏側に早送り&巻き戻しを駆動させるギアがあるんですが

あれをはずさないと分解できないのではずしておきます

ワッシャでとまっているのですぐ外れます

そしたら長いねじが5本あるのではずします

1本だけ長さが違うのでほかのところと間違えずにはめてください


そしたらやっとモードベルトが交換できます

モードベルトは画像奥のほうの白いプーリーにかけます


伸びたモードベルトは左側にあるのがそうです


今回は自作ベルトを使用したいと思うのでバンコードで自作します

バンコードはホームセンターなどで売られているので入手しやすく

最近自分は愛用してます


ということでバンコードで自作しました

自分いつも感覚で作っているので最初伸びたベルトと同サイズで作ったらきつかったので

少し大きめに作りました


注意!! 画像の大きめに作ったのは大きすぎたので後で作り直しました

ベストなサイズは約7.5cmに切ったバンコードを溶接するといい感じでした

正確な数値はこれから何度か作ってベストを探したいと思います!



ということで自作ベルトをはめてみました

なかなか違和感ありますが、動作は良好な感じです

ただ純正には動作速度などは及びませんね。。。

少し重たい感じはありますが水道のパッキンでやるよりは動作は軽い感じでいい感じです


後は今までやった手順を逆にやっていき修理完了です

写してませんがテープパスは分解前に製作した簡易テープパス調整テープで

調整しました

家のリファレンスデッキでもあるGX-Z9100EXとほぼおなじだったので成功ではないんでしょうか?

これからも試行錯誤はしていきます!


ということで動作させて見ましたが

音はなかなか温かみのある音でした、、高音ガンガンの333ESAとはまた違った音でいいですね

外観に関してはTC-K222ESGと違いTC-K333ESGはESLシリーズ見たくカセットリッドがアクリル1枚

なので見た目はなかなかいいですね

ただレベルメーターは2dBごとなので少し寂しい感じはします

ESL以降は1dBごとなので細かくわかりやすいのでそこだけは残念

ただサイドウッドはESA,ESJのようにテカテカではないのでそこはGOODです


ということで今回はこの辺で終わりたいと思います

今回はこの辺で

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